世界観

 突如現れた「夢魔」の存在により、人々の「存在」が人々の記憶から消されていく事件が発生。原因もわからぬまま人々が消えていく中、この状態を危惧した世界は国際的組織である「獏」を結成。「夢魔」の夢に捉えられた人々・「名無し」を救うべく、世界各地への調査へと向かっている。

「夢魔」

突如として現れた存在。
出現理由などといった情報が
未だ定かとなっておらず、
人々を「夢の世界」へと誘い、
現実から隔絶することのみが
確かな事実として存在する。
また、人間に相当する高い知能を持つ。

夢の世界へと誘う目的は様々であり、
無差別に誘う者もいれば、
独自の基準がある者もいる。
人数もまた様々であり、
日に日に犠牲者は増えている。

容姿もまた個体によって異なり、
人間と何ら変色のない者や、
異形の怪物とも呼べる者も存在する。
…中には、人間に紛れている「夢魔」も?

また、「夢魔」の大半が
何かしらの能力を使用できる。
そのため、丸腰での突撃は
ほとんどが自殺行為である。

  • 人型の「夢魔」と人間の判別は非常に困難であり、「夢魔」が「名無し」の情報を認識しているという事実が掴めない以上、下手な手出しは出来ないだろう。
  • 能力を持たない「夢魔」も存在する。
  • 擬態も能力として含まれる。

「夢の世界」

「夢魔」によって作られた世界。
といっても異世界という訳ではなく、
所詮は夢のようなものに過ぎない。

囚われた「名無し」は
いずれも睡眠時に近い状態であるが、
「夢の世界」に囚われた当時の容姿のまま
眠っている状態。
起こしても急速に老いることはなく、
当時の姿のまま老いていく。

例え余命僅かでも、
例えどれだけ年老いても、
何者かが手を出すまでは決して朽ちない。
もしかすると、一部の「夢魔」が
人々を誘う目的の1つは…。

  • 夢遊病のように動く「名無し」も発見されている。
  • 「夢の世界」に囚われていながらも稀に意志の疎通・会話が可能な「名無し」も存在する。(※1)

「名無し」

「夢魔」によって「夢の世界」へと
誘われてしまった人々を指す。
「夢の世界」に囚われた人々の記憶は、
突如として世界から抹消される。

思い出そうにも思い出せない。

家族等、「名無し」との記憶が
深い人々は、時にその空虚感に苛まれ
精神を病んでしまうケースも多い。

ただし、記録は残っている。
…それを見たところで、それが誰かは
思い出せないが。

  • (※1)夢遊特性を持つ「名無し」と交流を行った際の共通点として、他者を別の人物として認識していることが報告されている。時に「名無し」のトラウマと深く起因する人物に見えるよう「夢魔」が「夢の世界」を操作している可能性もある。

「獏」

「夢の世界」に囚われた人々を救うべく、
日々世界各地へと調査に向かう国際組織。
不自然な失踪事件等を調査し、
それが「夢魔」によるものであれば
直ちに対処・救出に向かう。

「夢魔」の能力に対抗すべく、
国や本部・支部から武器が支給されている。

スキルさえあれば加入は出来るが、
精神的な負担を考慮するならば
孤独な者が「獏」に加入することを
推奨されている。



…「夢魔」を討伐すべく出撃した際、
知人が「夢の世界」に囚われる者が
年々後を絶たないからだ。

  • 本部はアメリカ。各国毎に支部が存在している。
  • 支給武器の大半が銃器であるが、中には近接武器を支給されている者もいる。それらに該当するのは非戦闘員の役職の者だが、中には自らの要望で近接武器を携帯する者も少なくはない。
  • 無論、「獏」のメンバーは戦闘員のみに限らず、技術開発担当等も存在する。